2004年会報

立山エベレスト友好協会 会報第4号 

2004年3月20日発行

第6回 立山芦峅小学校・ネパールクムジュンスクール友好訪問

立山芦峅小学校の児童やPTAの皆さんが、クムジュンスクールとの交流のため、ネパールを訪れました。また、当協会のメンバーも訪問団に参加しました。
みんなで のコピー.jpg

1.ねらい
 平成3年度以来の姉妹校であるクムジュンスクールを訪問し、両国の友好の絆を一層深めるとともに、ネパール王国の風土とそこに息づく文化や、生きる人々にふれることにより、両国の交流に資することを目的とする。

2.実施日  平成15年11月16日(日)〜11月23日(日)

3.参加者  児童  6年:志鷹拓哉、志鷹佑紀
           5年:佐伯 翼、志鷹征和、志鷹理絵
       学校職員 校長 水上文子
       保護者  志鷹寿郎、志鷹明美、志鷹裕子、志鷹芳美   
       事務局  佐伯高男、飯田 肇  (計12名)

4.日 程

11/16(日) 芦峅寺 → 関西空港 
17(月) →バンコク→カトマンズ
  18(火) カトマンズ:世界遺産見学(パタン・バクタプル)
  19(水) カトマンズ→クムジュンスクール訪問・交流会     
      →カトマンズJICA訪問(森山前立山砂防工事事務所長)
  20(木) カトマンズ→ポカラ
国際山岳博物館見学、ポカラの子供達と交流会
  21(金) ポカラ→カトマンズ:市内見学
  22(土) カトマンズ→バンコク
  23(日) →関西空港→芦峅寺 

<立山エベレスト友好協会ネパール訪問団>

1. ゴーキョトレッキング
     11月6日〜23日      参加: 今井 典子
2.クムジュン訪問
     11月10日〜23日    参加: 佐伯 友邦・里子
2. エベレスト展望とクムジュン訪問
     11月13日〜23日    
    参加: 政二 清、西尾早夜子、丸山紀代子
        岩峅 義博、 下田 健二(TV取材)

三浦雄一郎氏の世界最高齢エベレスト登頂を祝う会

 昨年、当協会主催の講演会に来ていただいた三浦雄一郎氏が、2003年5月22日に、世界最高峰エベレストの世界最高齢登頂に成功されました。氏が富山県に来県されるのを機に、当協会主催でエベレスト登頂をお祝いする会を開催しました。

日 時:2003年11月23日(日) 18:00〜21:00
場 所:パレブラン高志会館
出席者:43名
スケジュール:挨拶 立山エベレスト友好協会会長 佐伯信春
       乾杯 立山山荘協同組合会長 佐伯功麿

講 演
エベレスト登頂映像投影(15分)
講演  三浦雄一郎氏 (20分)
歓 談

三浦お祝い01 のコピー.jpg三浦氏の講演は、たいへん心に残るものでした。目標を決め、それに向けて努力していく真摯な姿勢は、年齢を感じさせないバイタリティあふれるものでした。氏の世界の山への挑戦の根底には、若い頃立山で得た経験が大きく関与している、ということです。立山と関わり深い三浦氏の今後のますますのご活躍をお祈り致します。
三浦お祝い02 のコピー.jpg登頂の瞬間までを詳細に記録した素晴らしい映像を紹介して下さいました。5月11日からの登頂アタック以降、強風との闘いが続き、8000m以上での過酷なビバークを重ねるという困難な登攀の様子が、現場に居るような迫力を持って映し出されました。
世界最高峰の最高齢登頂がどんなに困難かをあらためて実感し、会場は何度も感嘆の声で包まれました。

ネパール・クムジュン村
親善訪問団の来県報告

芦峅寺とクムジュンとの交流を、立山町との交流にまで広げるためのステップとして、クムジュン村の代表が立山町の招待で来日しました。訪問団は、立山町と友好親善を深めるとともに、立山町制50周年式典に出席しました。

カルマ のコピー.jpg来日歓迎会にて 右より カルマ氏、カセット氏メンバー

リンチェン・カルマ・シェルパ(クムジュン村代表)

マヘンドラ・バハドゥール・カセット(クムジュンスクール校長)
式典 のコピー.jpg立山町政50周年記念式典に来賓として参加する(立山町民会館にて)

日  程

10月29日(水) カトマンズ出発
10月30日(木) 関西空港→ 芦峅寺 着
10月31日(金) 立山芦峅小学校訪問
 協会主催歓迎会(丸新志鷹会館)
11月 1日(土)  立山町友好親善提携 (立山町民会館ホール)
  友好親善提携祝賀会 (立山国際ホテル)
11月 2日(日)  立山町制50周年記念式典 (立山町民会館ホール)
11月 3日(月)  立山博物館・立山カルデラ砂防博物館見学
  国際ソロプチミスト富山と交流
11月 4日(火)  芦峅寺出発 関西空港へ
11月 5日(水)  関西空港出発  カトマンズへ

寄稿

エベレストB.Cで三浦隊の登頂を確信する

政二 清

三浦さんのエベレスト登山隊BCを、会員の政二さんが訪問しました。その時の様子を紹介します。

 ゴラクシェフからは、エベレストアイス・フォールから押し出される「クンブ氷河」沿いに新しくつくられた一本の道を、エベレストB.Cに向かいました。B.Cに近づくにつれ、せり上った氷が多く見られるようになってきました。その氷の頭の上には、黒い土がかぶさっており(地表が氷で押し上げられ、その氷が大きく成長していくので土が氷で帽子をかぶったように見える)厳しい気象条件であることがうかがわれます。
 エベレストB.Cにつくとイギリス、アメリカ、ドイツ、インド、日本隊と世界中から12パーティー、100人近い人達が入っていました。その中で、日の丸が目に入り、三浦隊であることがすぐに分かりました。
まさにさん寄稿 のコピー.jpg(右より三浦雄一郎氏、本人、豪太氏、雄大氏)隊の中では、これから登頂にむけての成功と無事をお祈りする神事が行われようとしていました。早速、三浦さんに会うことにしました。去年、講演会に来ていただいた時、お会いしていましたので「富山のエベレスト友好協会から来ました、政二です」と挨拶すると三浦さんは「そうだ、そうだ」と言って思い出していただき「よくぞ、来てくれました」と出迎えてくださいました。そして「地酒」を差し出すと「重いものをよくぞ」と言って下さい、神事の祭壇の上にお供えしてくださいました。そのあと、三浦さんが、二人の息子さん、カメラマンの村口さんら、主だった人達を紹介してくださいました。二男の豪太さんは、隊のあらゆる面での中心、ムード・メーカーになっているように見えました。彼の何となく、親しみのある話し方(声も)がそうさせているような気がしました。三浦さんは、そんな豪太さんの言うことには素直に聞いておられました。また、村口さんのことを、三浦さん、豪太さんは全面的に信頼しておられました。長男、雄大さんは、「登山では一緒に登れないが、側面から、通信、気象情報の分析整理でお父さん達を助けたい」と言っておられました。その雄大さんに、三浦隊のパソコンから富山へ、メールで私からのメッセージと写真を送ってもらいましたが、それが北日本新聞の記事になりました。 そろそろ帰ろうとしていたところ、キッチン・ボーイが昼食を知らせに来ました。三浦さんから昼食を進められご馳走になってきました。メニューは、キムチ味ソースのスパゲッティ、野菜具たっぷりの鍋でした。お腹いっぱい食べ体が温かくなってきました。登頂されることを祈りつつB.Cをあとし、帰国の途につきました。
 それから一ヶ月程して、三浦隊の頂上への最後のアタックが始まりましたが、気象条件が悪く、思うように進まずハラハラ・ドキドキしていました。登頂の第一報は北日本新聞記者からもらいました。実際にそのテント(場所)に行っているだけに、まるで自分の事のようにうれしかったです。

インフォメーション

平成15年度 立山エベレスト友好協会の主な出来事

15年度 総会およびネパール研修生懇親会

3月22日(土)15:00〜18:30 20名参加

写真展

5月10日〜6月30日 レストラン・クムジュンにて
「ヒマラヤトレッキング・2003」政二 清
クムジュン写真展 のコピー.jpg(北日本新聞 2003/5/19)

大日岳登山

9月26日(土)〜27日(日) 5名参加

ネパール・クムジュン村親善訪問団来日

10月29日(水)〜11月6日(木)

立山芦峅小学校・クムジュンスクール友好訪問

11月16日(日)〜23日(日)
芦峅小訪問記事 のコピー.jpg(北日本新聞 2003/11)

三浦雄一郎氏 エベレスト世界最高齢登頂祝賀会

11月23日(日) 高志会館 43名参加

ネパール国際山岳博物館との交流

ネパール訪問の機会に、ポカラに開館した国際山岳博物館を訪れ、地元の子供たちや博物館との交流を深めました。

山岳博物館01 のコピー.jpg地元の子供たちとの交流風景この博物館は、ネパール最大の山岳博物館として建設されたもので、8000m峰初登頂時の装備等、貴重な品が展示されています。
 立山カルデラ砂防博物館とも連携して活動を進めていて、昨年も学芸員が研修に来日しています。立山とエベレストとの結びつきがたいへん深い館ですので、協会でも今後ますます連携して活動していきたいと思っています。
山岳博物館02 のコピー.jpg寄贈したVTRを鑑賞する訪問団
今回の訪問にあたり、立山エベレスト友好協会国際交流事業として、下記の品を博物館に寄贈しました。

テレビモニター   一式
DVDデッキ    一式
DVDソフト作品(ネパール編、立山編) 一式

寄贈にあたり、北日本放送株式会社、オン・エアーとやま、丸新志鷹建設株式会社、北菱電興株式会社、立山山荘協同組合、立山町観光協会に協賛いただきました。ありがとうございました。